魯迅勉強会
 この「魯迅勉強会」の主催者は阿部兼也教授(東北大学名誉教授・東洋大学教授)ですが、知に市庭では魯迅周辺の資料並びにゆかりのある人々の伝記資料等の調査・発掘を行い、その資料を整理して研究の進展に資する活動を推進したいと考えています。

 
趣旨:今なぜ魯迅なのか

 皆さまに参考になる資料を整えましたのでご覧ください。

『魯迅の日本留学−−−東京・仙台・東京−−−』(阿部兼也東洋大学教授)

『魯迅とその時代』(丸山昇東京大学教授)

『魯迅と日本』(魯迅生誕110周年仙台記念祭実行委員会)

 知の市庭 中国100年趣意書 日本の社会文化としての中国観を考える』(阿部兼也東洋大学教授)


 今後の活動

 知の市庭では、次のように学習調査活動も始めています。


 2004年、05年に外務省外交資料館(外務省飯倉公館隣)で資料調査を行いましたが、中国同盟会結成(2005年が100周年)、辛亥革命関係者の資料を拝見し多くの知見を見つけ、知ることが出来ました。


 知の市庭ではこれらの資料を一部取り入れて、公開学術講座を企画したいと考えております。

◆ 今、なぜ魯迅なのか
 民間外交の大切さを私達は口にします。

 おおかたの留学生としてきた外国人の学生の資質背景を考えますと、彼らは国を代表するインテリであり、文化人であるので何事にも平均化した日本人が、彼らと友好的に付き合うには、日本人としてかなりの文化度(民力)が必要であることが分かります。
 ここが民間外交の難しさであります。

 魯迅にとり、民間外交の素晴らしさを演出してくれた日本人が仙台にいました。
 魯迅を陰で支えた人は藤野厳九郎先生です。

 明治という時代には、まじめで、慎み深く、しかも文化度の高い市井のインテリがいて、背骨は漢学の教養で貫かれていた、このような日本人が沢山いたのです。

 詳しくは
 寺島 実郎 三井物産戦略研究所 所長の講演録『魯迅と藤野先生』をご覧ください


東京都杉並区の阿佐谷地域集会施設運営協議会主催の「魯迅と日本」講座を実施しました。
第一回 2009年11月21日(土) 魯迅の閲歴とその時代 日本留学
第二回 2009年12月19日(土) 医学から文学へ 仙台から東京へ
第三回 2010年 1月23日(土) 帰国(紹興へ)  北京   藤野厳九郎先生のこと
講座の参加者で、自主的に、更に詳しく魯迅の勉強をしたいと考えた方々がいらっしゃいます。       
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