戦後、人生は、学びから始まるとの考えから、様々な組織、例えば、各種企業、社団・財団などの公益団体、学校、更に、国から始まる各都道府県・市町村などの自治体もこぞって生涯学習事業を企画、実施した結果、国民の民度が著しく向上した事は、事実であると評価しても良いと考えます。
そして、私達は、二十一世紀を迎え新しく、情報技術を利用した情報化時代に生きることになり、従来型の生涯学習事業に付いて、新時代に相応したものに、一部を変化、転換させても良いのではないかと考えました。
即ち、戦後から続いた生涯学習事業の実態について、どのような方々の努力で、どのように実施されたか、どのような分野、分類、項目の学習であったか等の記録・歴史につき、現在、知ることも可能ですが、一つ、一つの学習事業の内容と成ると、その内容を的確に捉え、情報化されたものになって保存されているものは、非常に少ないと考えます。
何故、学習事業の内容が、情報化され、保存されなかったのでしょうか。
私達は、学習事業の内容が、情報化、保存化される事が少なかった要因は、国民のあいだで著作権の理解が進まなかった事が、本質的な問題であると考えています。
生涯学習 知の市庭 では、講演録、抄録などの著作権は、講演者(話し手)にあり講演者、主催者の方々より、私達のホームページに記載しても良いと言う、著作物の利用許諾のお許しをして頂くことにより、知の市庭ホームページに載せる事が可能であるとの理解となります。
このように、著作物利用許諾の概念を広く、皆様に理解して頂けると、生涯学習事業の内容が、講演者、主催者のご承認を得て、公開され、保存できる訳で、ここに到って、IT技術を利用して、公開された内容を、知る、確認、思考する事が可能となり、更に進むと、今度は、各自が、自分の意見、発想を情報発信すると言う、情報化時代の人となるわけです。
著作権を保護する事は、書籍でも、ホームページでも同じ思想で守られます。
私達は、著作権という財産を理解することにより、公開される、自然科学、社会科学などの分野で、公開される知見、智慧、知識、伝習などの情報は、いく千、いく万と、数限り無くあり、これこそ、私達の財産と考えています。
私達が、もったいないので知のリサイクルをして、新しい、共鳴しあえるコミュニティーを作ろうという運動を是非、理解して頂きたいと考えます。
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